グラフの描画(2)―頂点にラベルを付ける

イメージ 1 gplotで頂点にラベルを付けたいときは、

  displaylabels = TRUE

というパラメータを追加する。デフォルトでは、頂点に番号がふられ、ラベル・ボックスの中に配置される(図上)。
ラベルは任意に指定でき、またラベル・ボックスを外すこともできる。例えば、

  gplot(dat, displaylabels = TRUE, label = c("太郎", "二郎", "三郎", "四郎", "五郎", "六郎", "七郎", "八郎"), boxed.labels = FALSE)

で図中のグラフが描かれる。

ラベルの大きさを指定したいときは、label.cexパラメータを使う。これは例えば、

  label.cex = 2

のように固定値で与えてもよいし、頂点ごとに違う大きさのラベルを付けたいときはベクトルでもよい。
例えば、

  gplot(dat,displaylabels = TRUE, label.cex = 1:8, boxed.labels = FALSE)

で図下のグラフが描かれる。


ラベルに関するパラメータ

label
必要であれば、頂点のラベルのベクトル。デフォルトは頂点の番号。

displaylabels
ブール型。頂点のラベルを表示するか。

boxed.labels
ブール型。頂点のラベルをボックスの中に配置するか。

label.pos
頂点に対して、ラベルが配置される位置。0だとプロット領域の中心から離れるように配置される(デフォルト)。1、2、3、4だと、それぞれ頂点の下、左、上、右にラベルが配置される。label.pos>=5だと位置のずらしなしで(すなわち頂点の位置に)ラベルを配置する。

label.cex
ラベルの文字の拡大率。

label.col
頂点のラベルの色。ラベルごとに違う色にしたいときはベクトルでもよい。

label.bg
ラベル・ボックスの背景色(boxed.labels=TRUEのとき)。ボックスごとに違う色にしたいときはベクトルでもよい。

label.border
ラベル・ボックスの線の色(boxed.labels=TRUEのとき)。ラベル・ボックスごとに違う色にしたいときはベクトルでもよい

label.lty
ラベル・ボックスの線のタイプ(boxed.labels=TRUEのとき)。ラベル・ボックスごとに違う線のタイプにしたいときはベクトルでもよい。

label.lwd
ラベル・ボックスの線の幅(boxed.labels=TRUEのとき)。ラベル・ボックスごとに違う線の幅にしたいときはベクトルでもよい。