日記

『Rで学ぶデータサイエンス8 ネットワーク分析 第2版』2刷の変更箇所

おかげさまで『Rで学ぶデータサイエンス8 ネットワーク分析 第2版』が増刷され、2刷が出ました。第2版出版後の仕様変更などでRコードが動かなくなっていた箇所についても修正を加えています。 1刷からの修正箇所を列挙すると煩雑になりますので、Rコードがう…

shinyを使ったスモールワールドシミュレーション

以前、RStudioのmanipulate関数でWatts-Strogatzのスモールワールドシミュレーションを実行する記事を書きました。 RStudioのmanipulate関数でグラフ描画にインタラクティブな操作を追加する(2) 同様のことをshinyを使ってウェブアプリでできるようにしてみ…

igraphパッケージversion 1.1.2

『Rで学ぶデータサイエンス8 ネットワーク分析 第2版』における以下の不具合はigraphパッケージversion 1.1.2で解消されました。以下の不具合が見られる場合はR 3.4.1、igraph version 1.1.2に更新してください。 p.79 Windows版のR 3.4.0においてigraphパッ…

『Rで学ぶデータサイエンス8 ネットワーク分析 第2版』第8章の修正

先週のエントリでp.223 のforeignパッケージ(version 0.8-69)に関する修正を追加しましたが、より簡便な方法がありましたので再修正します。 read.spss()関数で"GSS1985.sav"ファイルを読み込む際にmax.value.labels = 5という引数を追加することで(エラー…

『Rで学ぶデータサイエンス8 ネットワーク分析 第2版』の修正点追加

foreignパッケージの更新により以下のような変更があります。 p.223 foreignパッケージ(version 0.8-69)では"GSS1985.sav"が読み込めるようになったが、変数のクラスが本書と異なっている部分があるので、本書を再現するためには、attach(gss85)の後に以下の…

『Rで学ぶデータサイエンス8 ネットワーク分析 第2版』サンプルコード

『Rで学ぶデータサイエンス8 ネットワーク分析 第2版』のサンプルコードを共立出版のサポートページで公開しています。実際にRを動かしながら本書を読む際にご利用ください。仕様変更にともなう修正点(昨日の本ブログへのエントリと同じもの)も同ページで…

『Rで学ぶデータサイエンス8 ネットワーク分析 第2版』の修正点など

『Rで学ぶデータサイエンス8 ネットワーク分析 第2版』が共立出版から出版されました。 第2版は今年初めに脱稿したのですが、出版までの間にR本体および使用パッケージのバージョンアップにともなう仕様変更で、既に本書のRコードによる実行例が再現されない…

コードダイアグラムで航空路線を描く

前回と同じ国内の航空路線の旅客輸送数上位50路線について、コードダイアグラムを用いた可視化の例。 コードダイアグラムでは頂点間の関係の量を弦(chord)の太さで表し、頂点のもつ関係の量の総量を弧の長さで表す。 下の例では国内旅客輸送において羽田の…

地図上に航空路線を描く

Rのsna、maps、ggplot2などのパッケージを用いて地図上にネットワークを描画する例です。 こちらのサイト network maps with ggpggnetworkmaplot2 にあるような航空路線描画を日本地図上にしてみたかったので、2015年の国内路線の旅客輸送数について上位50路…

twitteRパッケージのインストール

Rからtwitter APIを利用するための便利なパッケージtwitteRはインストールや認証がうまくいかない場合が結構あったのですが、 https://www.karada-good.net/analyticsr/r-170/ を参考にしたら今のところうまくいっています。 install.packages("twitteR") in…

『Rで学ぶデータサイエンス8 ネットワーク分析』訂正

『Rで学ぶデータサイエンス8 ネットワーク分析』の訂正です。 第1刷~3刷まで共通です。 p.87の図5.12のキャプション 誤 ユークリッド距離算出例のためのグラフとその距離行列A 正 ユークリッド距離算出例のためのグラフとその隣接行列A その他正誤表につい…

ubuntuのRにstatnetパッケージをインストールできない場合の対処

ubuntu上のRでstatnetパッケージをインストールするのにてこずったのでメモ。 install.packages("statnet") でインストールできない場合、端末で sudo apt-get install libglpk-dev するとよいようです。 ergmパッケージの依存関係が原因?

networkD3パッケージを使ってみた

networkD3:Tools for creating D3 JavaScript network graphs from R というRパッケージがリリースされています。 http://christophergandrud.github.io/networkD3/ http://cran.r-project.org/web/packages/networkD3/index.html D3 JavaScriptを使ってネッ…

Perfume WORLD TOUR 3rd のロゴをRで描く

Perfume WORLD TOUR 3rd のロゴは無向グラフで描かれています。 http://www.perfume-web.jp/cam/WORLD/ Rのsnaパッケージを使ってこの無向グラフを描いてみました コードはこちら。 http://www.geocities.jp/snatool/20141116.R

R:statnetパッケージで利用できるネットワークデータ

Rのstatnetパッケージをインストールするとsna, network, ergmといったパッケージもインストールされ、それらに含まれる社会ネットワーク研究でよく使われるデータセットを利用することができる。 install.packages("statnet") library("statnet") #各パッケ…

数表の可視化(「政策決定者とマスメディアへの接触度」)

蒲島郁夫・竹下俊郎・芹川洋一『メディアと政治 改訂版』(2007)のp.46 表2-3に「政策決定者とマスメディアへの接触度」という数表が出ています。データは蒲島郁夫「マス・メディアと政治」『レヴァイアサン』7号(1990)のもので、数字は各利益集団が個人…

Rで色分け地図を描く(2)

日本の社会学でGISを使った代表的なものに倉沢・浅川編『新編 東京圏の社会地図 1975‐90』(東京大学出版会)などがありますが、GISのソフトや公開データが以前よりアクセスしやすくなり、社会学者でもGISが使いやすくなったようです。例えば国土交通省の国…

社会科学研究のためのR勉強会(次回12月)

社会学研究のためのR勉強会、次回は以下の通り開催する予定です。12月2日(日)14時~場所:首都大学東京南大沢キャンパス5号館3階367内容:企業ネットワークの分析例、特許情報の概念ネットワークの分析事例

RStudioのmanipulate関数でグラフ描画にインタラクティブな操作を追加する(6)

以前、 RStudioのmanipulate関数でグラフ描画にインタラクティブな操作を追加する(3)でRStudioのmanipulate関数を用いたNewmanクラスタリングのインタラクティブな図示をしましたが、igraphのバージョンアップで動かなくなってしまったので、スクリプトを書…

社会学研究のためのR勉強会(10月予定)

社会学研究のためのR勉強会を9月2日に実施しました。内容は、(1)plmパッケージを用いたパネルデータ分析の研究報告(2)RSienaパッケージのサンプルスクリプトによるデモでした。次回は、2012年10月7日(日)14時~場所:首都大学東京南大沢キャンパス 5号館3…

Rで放射線マークを描く

クラフトワーク来日記念にRで放射線マークを描いてみました。参考:三つ葉マ-クと放射線par(bg = "yellow")x0 <- seq(-2,2,0.001)y0 <- sqrt(2^2 - x0^2) x1 <- seq(10*cos(pi/3), 10, 0.01)y1 <- sqrt(10^2 - x1^2)x2 <- seq(3*cos(pi/3), 3, 0.01)y2 <- s…

社会学のためのR勉強会(7月内容と次回予定)

社会学研究のためのR勉強会を7月1日に実施しました。私は「twitteRとRMeCabによるソーシャルメディア分析」という報告をしました(スライド)※2012年7月5日 スライド34枚目に「> cormatrix <- cor(occurrence) #相関行列作成」が抜けているのを追加次回勉強…

社会学研究のためのR勉強会(7月)

社会学研究のためのR勉強会(7月)のご案内日時:2012年7月1日(日) 14時~場所:首都大学東京南大沢キャンパス 5号館3階367http://www.tmu.ac.jp/university/campus_guide/access.html#mapminamiosawahttp://www.tmu.ac.jp/university/campus_guide/map.ht…

igraphパッケージのバージョンアップにともなう修正

igraphリリースノートRのigraphパッケージはver.0.6から、それまで頂点や辺のインデックス(添え字)が0から開始されていたのを、Rの標準的な記法と同じく1から始まるように変更しました。それにともない、『Rで学ぶデータサイエンス8 ネットワーク分析』(…

Rでフレッシュプリキュアのマークを描く

Rの作図機能を使ってフレッシュプリキュアのマークを描いてみました。座標を指定してpolygon関数で多角形を重ね描きしただけです。試行錯誤しながら書いたのであまりきれいなコードではありませんが、参考までにスクリプトはこちら。※フレッシュプリキュアの…

社会学研究のためのR勉強会(5月内容と7月告知)

社会学研究のためのR勉強会を5月20日に実施しました。私は「Rによるネットワーク分析:入門編」という報告をしました(スライドとサンプルコード)。次回勉強会予定日時:2012年7月1日(日) 14時~場所:首都大学東京南大沢キャンパス 5号館3階367内容:(1)…

Rで色分け地図を描く

都道府県単位の集計データがある(もしくは集計した)とき、この↓サイトのように色分け地図を作りたくなったりします。新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]ただしRで。上記サイトも群馬大学青木先生のRプログラムを使っているように見え…

社会学(とか関連分野)研究のためのR勉強会(5月)

社会学や関連分野の研究でRを使うための勉強会を企画しておりますが、5月の勉強会は以下のような予定となっています。日時:5月20日(日)14時~場所:首都大学東京南大沢キャンパス 5号館3階367室(社会学の集計作業室)http://www.tmu.ac.jp/university/ca…

社会学などでRを使うための勉強会

昨年、Wright & London, 2009, Modern Regression Techniques Using R, SAGE.をテキストにしてRで回帰分析の勉強会をしました。今年も社会学(および周辺領域)でRを使うための勉強会を引き続き行いたいと思います。今回は1冊のテキストを使うというよりは、…

snaパッケージgplotで頂点や辺の透過度を指定する

Rのsnaパッケージではgplot関数で2次元のグラフ描画ができます。デフォルトの2次元グラフ描画はUCINET風になっていますが、グラフが密になると真っ黒になり、あまり見栄えがよくありません。gplot関数では頂点や辺の色をRGBで指定できますが、4番目の要素と…