Rで色分け地図を描く(2)

イメージ 1 日本の社会学GISを使った代表的なものに倉沢・浅川編『新編 東京圏の社会地図 1975‐90』(東京大学出版会)などがありますが、GISのソフトや公開データが以前よりアクセスしやすくなり、社会学者でもGISが使いやすくなったようです。

例えば国土交通省の国土数値情報ダウンロードサービスから各種のデータが利用できますし、それを使ってRで社会地図を描くことができます。

ここでは福島県の推計人口で公開されているデータを使って、震災以降の福島県の市町村の人口減少率を図で表してみました。同様の図は「東日本大震災後の福島県推計人口」にも掲載されています。

作図にはmaptoolsパッケージと国土交通省の国土数値情報(行政区域データ・H24・福島県)を使用しました。

行政区域データを使っているので猪苗代湖は描かれていません。
人口減は転出と自然減を含んでいます。国勢調査と住民登録に基づくデータですので震災・原発災による住民票を残したままの避難者数は反映されていません。

震災前からの過疎化(特に会津地方など)に加え震災・原発災による浜通りの人口減少が見て取れます。